TPOに合わない服を着て行って、先輩から呆れられ恥をかいた話

それはまだ私が入社して半年、新人研修が終わった頃でした。

新入社員研修のころは、毎日リクルートスーツで出社していたこと、またそれ以前は就活スーツかややキレイ目の服装にジャケットを羽織ることが多く、社会人での正装はとりあえずそれらを着ていれば良いものと思っていました。

入社配属当時、私はメーカーの商品企画におり、その日初めてお取引のある商社の展示会に出展することとなっていました。

展示会の前日、展示会会場への商品搬入もお手伝いに行ったのですが、その前日に先輩から『お客さんの展示会会場だから、搬入時も失礼のないような服装で来て』と言われたので、私はブラウスにジャケット、レースの膝丈スカートにヒールのパンプスという服装で向かいました。
ところが、搬入会場へ着いてみると先輩方は皆、ブラウスにスラックスとぺたんこのバレエシューズ、またはパンツスーツとローファーといったラフとまではいかないものの、動きやすい服装で来ていました。

私の服装をみて先輩たちも『そんなひらひらしたスカートとヒールのあるパンプスじゃ、段ボール開いたり展示品並べたりする作業やりにくいでしょ・・・一体何の目的で来たの?』と半ばあきれ気味で、その場から浮いており恥ずかしい思いをしました。

私の中では”失礼のない格好=キレイ目の格好”と思っていましたが、TPOを考えれば搬入は物を運んだりしゃがんだり肉体的作業が多いことは分かるはずで、高さのあるヒールや作業時引っ掛かりやすいレーススカートなどは避けるべきだったと思いました。

それ以降は仕事で外部へ出るときは、髪が乱れていたり爪が汚れていないかなど、清潔感や身だしなみはもちろんのこと、着ていく服装も単なるお客様への商品のご提案なのか、それとも肉体的な作業が必要な場所なのか、セレモニーなど華やかな場所へ行くときなのか、逆に同行者として控えめな格好で行くべきなのかなど、目的とシチュエーションを考えて服や靴などを選ぶようにしています。

日本では学生時代は制服を着ている期間が長いですし、就活・フレッシュマンは定型のがちがちのスーツ、卒業式は袴に成人式は振袖などほとんど型にはまった衣装しか着ないので、社会人になり改めてTPOをわきまえた格好をしなくてはならないというのは、いろいろな場所へ出向くことが多い職種になるほど難しいと思いますが、恥をかかないような適した服装を選んでいきたいなと感じました。